女性のキャリア構築を妨げる理由の一つとして、出産が挙げられがちです。しかし、キャリアプランをきちんと構築する事によって、出産と育児をこなしながら社会でも成功を掴める可能性はあります。
例えば、出産と同時に会社を退職し、非正規雇用になったとしても、その間に資格取得などの活動をすることができます。子供の手が離れた時に、より良い形で仕事に復帰する事ができる可能性もあるのです。加えて、ゼロ歳から入園できる保育園を使用すれば、社会復帰を早める事もできるのです。
一方、出産経験が無い場合でも、望んだキャリアプランを達成できていない女性は比較的多いとされています。例を挙げると、働いている会社が古い価値観を持っている場合、女性の昇進を拒むことがあるのです。そういった場合は、どれほど努力してもキャリアを構築することはできません。
このような会社に対し、男女雇用機会均等法など使って法的に働きかけたとしても、キャリアアップをするには長い時間がかかるでしょう。そう考えると、転職した方が良いように思えます。社内における派閥争いでふるい落とされた場合も、それ以上の昇進が難しいかもしれません。昇進が望めないのであれば、なるべく早期で見切りをつけることも大切です。
転職を決意した場合は、必ず次の就職先が見つかってから会社を辞めるようにしましょう。特に、三十代以降の再就職は男女共に厳しいため、キャリアを下げないためにも空白期間を作らないことが大切です。転職に有利な資格がある場合、理想のキャリアプランを実現するためにも、取得してから転職活動を始めた方が有利でしょう。
もし、技術職への転職を希望しているものの正社員採用が厳しいといった場合は、紹介予定派遣制度を利用して、非正規からキャリアを登っていくという手もあります。